
Poster Session
自己開示が同僚性に与える影響―対話的オートエスノグラフィーによる実践的研究― 実施方法 Method of Presentation: ポスターセッション(大会中掲示) Language: 日本語 Japanese Venue: H棟3階フロア廊下 Abstract 概要 近年、大学の主要な教育法として採用されているアクティブ・ラーニングは「主体的」「対話的」「協働的」なアプローチが重視され、多くの場面で個人的な情報を打ち明けたり、見解を述べたりするような自己開示が要求される。国際化に伴う多様な価値観が交錯する社会では、相手や当該社会への共感を示さないネガティブな情動の開示も時に必要となる。他者との違いや、苦手とすることを知り、それをカミングアウトすること、支援を求めること、そして周囲の人も寛容に受け入れ、共に考えることが、多様性を活かす組織づくりの一歩となると考えられる。自己のネガティブな情動を受容すること、時に他者へ情動を表出することは心身の健康に重要であること(柳内・茅野 2021)、同僚間で自己開示をする際の抵抗感が低い個人は教師のモラールが高まることと、バーンアウトが軽減されることが示されている(町田他 2019)。また、教師の専門性や学校のマネジメント機能を強化する目的における同僚性の議論には、教員間の「開かれた同僚性」の視点が重要だと指摘されている(白岩2017)。しかし、従来の研究は自己開示をしやすい状況や被開示者が示す反応など開示者の視点に立った量的研究が多く、被開示者の視点からの質的研究は菅見の限り存在しない。そこで本研究では被開示者の視点から自己開示が同僚性に与える影響を明らかにすることを目的とし、沖潮(2013)による対話的オートエスノグラフィー(対話的AE)の手法を用い質的調査を行なった。対話的AEは「対話者からの疑問や問題提起、感想などによって自然に自己を客観視し、新たな自分への気づきが生まれやすくなり、より自己探究を深めることが期待できる」(沖潮 2013)手法である。本研究では教員Aの自己開示は教員Bにどのような影響を与えるか、教員Cを対話者とした教員Bの対話的AEのデータを収集し、その心的変化に注目して分析を行なった。その結果、教員Aの自己開示は教員Bに自己内省と経験の再構築化を促し、アンコンシャスバイアスへの気づき(自己開示前のラベリング)、相反する感情(アライ: Allyになりたいという意識と立ち入り難いアイデンティティに関わる疑問)、心理的葛藤(共生的・管理的同僚性の共立)、ラポール構築への積極的な態度(拡張的支援の意識と環境制御力の高まり)を共振的・共時的に引き起こした。さらに、教員Bは教員Aとの経験を汎用化させ、目の前にいない他者の理解へと関心を広げた。これらことはRyff(1989)の心理的well-beingを構成する「人格的成長」「人生における目的」「自律性」「環境制御力」「自己受容」「積極的な他者関係」に通じていると考えられる。つまり、教員Aの自己開示は教員Bの心理的well-beingの一助となったと考えられる。以上を踏まえると自己開示は「開かれた同僚性」の構築に貢献しうることが明らかとなった。 <引用文献> 沖潮(原田)満里子(2013)「対話的な自己エスノグラフィ語り合いを通した新たな質的研究の試み」質的心理学研究,12(1),157-175. 白岩博明(2017)「『開かれた同僚性』を考える―『チームとしての学校』の理念によせて―」広島工業大学紀要.教育編,16,17-25. 町田克也,石津憲一郎,本村雅宏(2019)「教職員間における同僚性についての検討:教師のバーンアウトと教師モラールへの影響」富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要,教育実践研究,(14),21-27 柳内桃代,茅野理恵(2021)「ネガティブ情動への否定的評価が自己開示の抵抗感に及ぼす影響」信州心理臨床紀要,(20),179-190. Ryff , C.D.(1989)Happiness is everything, or is it? Explorations on the meaning of psychological well-being. J Pers Soc Psychol, 57(6), 1069-1081 Speakers 発表者: 荻田朋子 Tomoko Ogita 関西学院大学国際学部 講師 Instructor, School of International Studies …

Workshop F
国際教育プログラムは、その期間(長期・短期・超短期)、学内学位プログラムとの関係(海外学位取得/国内学位取得要件)、また特にCOVIDを契機として拡大した、COILなど実渡航を必ずしも含まないプログラムを含め、政府の広範なサポート/目標設定もあり、受入/派遣ともにアウトプットは拡大してきています。他方、その質/結果において、学位取得プログラムは別として、ほとんどの場合、プログラム終了後の満足度調査また就職率などが用いられてきました。この評価手法は、その導入自体はそれほど難しいものではなく、現在でも大多数の大学・機関で活用されています。 他方、調査結果を継続的に分析し、外部評価/外部資金申請/教育的介入に活用できるかについては、議論があるところです。満足度調査は特に、各大学/プログラムごとに異なるのが通常のため、大学内、各大学相互間また時系列でも、比較が不可能ですが、これに対する対応は、なお行われていないのが現状のようです(文部科学省学生調査はこれに対する対応?)。 他方、満足度調査以外の、より客観的な外部測定手法/ツールを、大学/機関/プログラムに紹介/導入については、何らかの評価手法導入の必要性についての共通認識が存在する一方、客観的アプローチに対する拒絶反応も含めた、様々な意見、課題、が現実には存在します。このような事情は、国際プログラム自体への各大学/教職員の課題意識/興味、参加学生数、プログラム内容、実施部局、これらをサポートする資金による所与の条件などによっても異なります。 アウトカム測定する手法をどのように導入することができるのか(もし必要/可能ならば)、を上記のような肯定的/否定的な経験を有する教職員がモデレーターとなり、様々な事例/ケース(大学全体における学修成果の見える化、文科省補助金申請のため、学部でのDP/FD、科研申請など)に対応したワークショップを実施します。 本ワークショップでは、参加教職員の興味/必要性をもとに、小グループに分かれて実施します。事前の課題抽出に基づき、これら課題に精通したモデレーターによるケースメソッド型グループ別ワークショップを行います。また、最後に多角的な解決方法を話しあう全体セッションを行う予定です。

Workshop E
本セッションでは、国際教育の一つの目標をDEI(Diversity, Equity & Inclusion)マインドの涵養とおき、さまざまなアクティビティを通してその実践可能性を追究します。DEI マインドの涵養を「社会を構成する人々の多様性を認識し、他者との対話と協働を通じて、あらゆる立場にある人の人権が守られる公正な社会の構築を追究する人を育てる教育」と定義し、「自分と異なる他者」との対話と協働を通して社会の変容を牽引できる人をいかに育てることができるのか、参加者間での対話を通して考えを深め、気づきや知見を自分の実践現場に持ち帰ることを目指します。 具体的には、関連概念(DEIや異文化感受性発達等)について整理し、理解を深めた上で、各参加者の置かれている状況や課題をDEIの概念枠組みを使って検証した上で、そこから発生する教育・社会課題を出発点として、国際教育の具体的なプログラム化に取り組みます。グループワークを中心に参加者間での学び合いを重視しつつ、講義や質疑応答なども含めた参加型のワークショップとなります。基礎知識は必要ありませんが、本ワークショップのめざすところに共感される方に是非参加いただきたいと思います。

Workshop D
このワークショップでは、留学生と国内学生が共に学びあう「国際共修」について、参加者が意見交換をしながら理解を深め、国際共修研究チームが数年間かけて開発したルーブリックを用いて授業やプログラムを一から創り上げます。高等教育機関はもとより、中等教育や企業で、異文化・多文化理解の促進に従事されている方々にもご参加いただけます。 学習者がディスカッションやグループワークなどの協働を通して、価値観や物事へのアプローチ、またコミュニケーション・スタイルの相違・類似に気付き、言語や文化を越えて相互理解を深める学習機会が「国際共修」です。国際共修を取り入れた授業・活動実践は、留学生数の増加や教育の国際化の進展で、我が国でも、近年、特に増えつつあります。 本ワークショップでは、参加者自身が専門、所属組織、職業やステータスを越えて学び合うスタイルで、学習成果を意識しながら授業・プログラムをデザインする方法を学び、最後に、それぞれのグループで行った協働の成果を発表し合い、ワークショップで得られた学びを振り返ります。国際共修に関心を持つ国際教育実践者間のネットワークづくりに関心がある方も是非ふるってご参加ください。

Workshop C
ダイバーシティ&インクルージョンの時代には、年齢、性別、国籍、特性、宗教などに捉われない多様な人たちがお互いに認め合い、自らの能力を最大に発揮できることが求められます。しかし、現実的には、社会のさまざまな場面において、多様的なバックグラウンドを持つ人たちと周囲の人たちの間で「戸惑い」や「葛藤」、「摩擦」が生じているという現状があると考えられます。多様な人たちの中には「社会的マイノリティ性を持つ人たちも含まれます。 私たちは社会的マイノリティを関心分野の1つとし、コーダ、外国にルーツがある人、外国にルーツがある子どもの保護者、やさしい言語景観等に関する研究を進めてきました。また、同時に日本語教育を軸とした言語教育者でもあり、社会的マイノリティ性を持つ学習者が日々の生活の中で感じる困りごとに着目すると同時に、彼等を取り巻く人々(教員、職員など)の困りごとの事例にも関心を払ってきました。 例えば「母子家庭で育った学生がいるクラスで『家族』のトピックを扱わなければならない」、「Xジェンダーだと分かっている学生に渡す書類には『男・女』の選択肢しかない」などという場面でどうしたらいいか分からなかったり、戸惑ったりした経験はありませんか?本ワークショップは、学校現場で働く教職員のみならず、多様な背景を持つ人たちと日々接する機会がある方、多文化共生に興味を持っている方を対象としています。参加者が授業や業務、日々の活動を通じ、社会的マイノリティ性を持つ人々に対峙した際に感じた「戸惑い」、「葛藤」、「困りごと」を共有し合い、意見交換を通じて、それらへの対応方法について考えます。第一部では、発表者がファシリテーターとして、社会的マイノリティ性を持つ人々が学校を含めた生活の中で感じる「困難さ」について事例を紹介します。第二部では、参加者が日々の業務や活動を通じて、感じている「戸惑い」や「葛藤」、「困りごと」等の経験を出し合い、共有します。経験の共有は、1つ3-4名のグループを作り、個々の経験を付箋に書き出し、話し合います。その後、他グループのメンバーと交流し、各グループで共有した経験について意見交換を行います。次に、他グループメンバーとの意見交換を通じて得た意見を参考に、自分たちのグループで共有した「戸惑い」、「葛藤」、「困りごと」の「対処法」を考えていきます。最後に、グループディスカッションの内容を全体共有し、それぞれのグループの考察結果に関する質疑を通して理解を深めます。

Workshop B
本ワークショップでは、身体的なアプローチから異文化受容とは何かを体感的に学ぶことで、今後の国際教育の業務やご自身のストレス・マネージメントに活かすことを目的としています。異文化受容については、心身の緊張度が低くなると、心身がよりリラックスし、異文化接触が促進されると言われています(向井有理子, 2006)。心身ともにリラックスし、異文化を受容するというのはどのような状態なのでしょうか? そこで、本ワークショップでは、日本の伝統的武術からの身体的アプローチを体験し、異文化受容を体で感じるワークを行い、無自覚な緊張とリラックスという2つの領域があることを実感します。その上で、「異文化受容」「異文化適応」「異文化統合」について、異文化感受性発達モデル(DMIS)の身体的表現をグループで試みます。身体的アプローチによる無自覚な領域の発見と身体的表現を通じて、理論としての理解(頭)と認知における無自覚な領域(心)をつなげていきます。このように体心頭をつなぐことで、ご自身が日々の業務でやりたいこと、ストレス・マネージメントに関しても前向きに活かせることができます。 異文化受容を体感的に学習するために、本ワークショップは以下の6つのパートで構成されています。 ①本ワークショップの概要説明&チェックイン ②体のパート このパートではまず武術家でもある荻野による簡単な接触技を全員が体験します。その後、3人1組になり、同じ動作をペアで行うところを、もう1人のメンバーがスマホで撮影し、3人でワークを進めていきます。動画は客観的にご自身の姿を確認し、振り返るために使います。本パートでは3種類の体感ワークを予定しています。体感ワークだけではなく、ワークシートを用いて、自分と相手の身体の緊張とリラックスについて記入します。 ③心のパート このパートでは、各自記入したワークシートをもとに、3人でディスカッション、全体共有を行います。 ④頭のパート このパートでは、資料を用いて、ミルトン・ベネットによる異文化感受性発達モデル(DMIS)について短いレクチャーをします。 ⑤コンビネーション このパートでは、DMISの6つの段階について、2)〜4)を振り返りながら、新たな3人のグループで身体的表現を試みます。その後、各グループで全体に発表します。 ⑥全体の振り返り&チェックアウト 最後に、本ワークショップで学んだことをどう具体的に日常の業務やストレス・マネージメントに活かしていくのか、振り返ります。 本ワークショップは、身体的アプローチから異文化理解・受容を探求するという今までにないテーマと内容です。体を動かしながら、感じるままにワークを楽しんでいただき、普段の業務の振り返り、ストレス・マネージメントについて考えるきっかけになればと思います。シェアリングの時間もあるので、参加者の方々とのネットワークや仲間づくりにもご活用ください。

Workshop A
青年期が、メンタルヘルスの不調を体験しやすい時期であることはかねてから指摘されてきましたが、とりわけ近年、大学の相談室等を利用する若者が増加していることが、国内外で報告されています。留学生の中にも、異文化滞在や環境変化が不調の背景にあるケースのみならず、来日前から悩みや不調を抱えており、様々な支援や配慮を得ながら学びを継続してきた学生が含まれています。 そのため、学生の来日直後から修了までの留学の全ての段階において、学生の抱えうるメンタルヘルス上の不調に対して対応する準備を整えることが、受入れ大学には問われているといえます。一方、留学生対応においては、学生の安全に配慮する上での大学の責任範囲が明確ではなく、また対応に慣れた一部の教職員に対応が任されやすいなど、組織としての対応体制の整備につながりにくいことがあります。これらに加えて、学生の個人情報の保護や守秘義務等の観点から、担当部署や組織を越えて対応のノウハウを共有することも難しい場合が少なくありません。 本ワークショップにおいては、まず前半において、受入留学生のメンタルヘルスの支援に関する基本的知識を概観します。後半では、架空事例を用いたケーススタディを行い、参加者の実践知を持ち寄りながら、対応における留意点について検討し、より良い実践に向けた学び合いの場とすることを目指します。 参加者には、架空事例を事前課題としてお渡しし、対応案を各自準備いただきます(架空課題は2023年度SIIEJ「留学交流とメンタルヘルス」で提示したものと一部同じ内容です)。当日は、対応案を持ち寄り、講師および参加者間で意見や情報を交換しながら、実践についての理解を深めます。

Session 12
来日する交換留学生の多くは1〜2学期の滞在が一般的であり、受け入れ先が通常日本語能力を必要とするため、インターンシップなどで日本の企業文化を理解する機会が制限されている。交換留学生に向けた企業文化理解プログラムを開発することは、大学の国際教育交流の付加価値を高めるだけでなく、彼らをキャリア支援対象者として含めることで多様性、平等性、包括性の推進に向けた取組にもなる。 この取組の具体策として一橋大学では東京国税局/JETRO および千葉県内の酒蔵会社と協力して、酒蔵ツーリズムを題材に合計4日間の企業訪問およびビジネス提案プログラムを開講した。酒蔵ツーリズムとは、酒蔵等を巡り、お酒が育まれた土地を散策し、地域の方々と触れ合うことでその地方ならではの文化や伝統を知る体験型の観光スタイルを指す。伝統的酒造りは2023年時点でユネスコの無形文化遺産登録に申請中であり、今後外国人留学生の酒蔵ツーリズムへの関心が全国的に高まることが予想される。これを利用して、日本の酒蔵が直面する数々の機会と課題を学生が学び、企業経営者や社員との意見交換を通じて酒蔵ツーリズムへの糸口を見出し、海外に向けて自らの学びを発信するプロジェクト学習を行った。 本セッションでは、この産官学連携プロジェクト開発の経緯や、参加学生に対する学習効果について紹介する。そのうえで、同様のプログラムを各地で展開する際、立場の異なる産官学関係者がそれぞれ享受したいメリットを明確化し、ビジョン(実施目的)をすり合わせることの大切さについて、パイロットプログラムの実施体験を踏まえて考察する。

Session 11
このセッションでは、異文化間コミュニケーション能力の向上を目的とし、参加者は自身の研究テーマを世界中の人々にどのように理解してもらうかを探求します。デジタルメディア、特にユーチューブを活用した、学術的かつ魅力的なコンテンツ制作方法に焦点を当て、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを推進します。参加者は実践を通じて必要なスキルや方法を体験し、大学のゼミナールなどで学生への応用方法を共に考えます。具体例として、近世日本の江戸の一般市民の考え方を国際的に理解するために実施しているユーチューブチャンネル(@andrea.academy, @andreaedoresearch)からの経験や方法、概念を紹介します。 セッションの目的と期待される成果 ● 異文化間のコミュニケーション能力および歴史的理解を育成するためのビデオコンテンツ制作 ● 参加者間での国際的なコラボレーションと相互理解を深める ● 大学生に実践的な課題としてビデオ制作を経験させ、クリエイティブな思考と国際社会を生きていくの必要なスキルを意識させる ● 参加者は、英語または日本語のどちらかを選択して積極的にセッションに参加することができ、学習体験を高めるだけでなく、国際的な協力と理解の幅を広げることができる。 内容と流れ 1. 導入 私が運営する江戸の文化を、現代日本も含む江戸とは異なる文化に伝えることを目的とした、3言語対応のユーチューブチャンネルを紹介し、その実施や経験を大学での活用法について話します。 2. 異文化間の能力育成のためのビデオ制作の基礎 技術的な側面ではなく、どのようなテーマでどのように録画し、編集をすれば対象に伝わるか、伝達方法について考えます。 3. グループワーク: 企画立案 参加者を小グループに分け、自分たちの研究課題に異文化間コミュニケーションや国際的な要素を取り入れた動画のコンセプトをブレインストーミングします。 4. ビデオ制作実習 各グループが1分以内の動画を制作します。ターゲットオーディエンスを考慮し、使用言語を決定し、アウトラインを作成し、撮影から編集までの全プロセスを体験します。動画編集スキルなどが不要です。スマフォンで簡単に撮影します。時間があればCANAVAなどで簡単に編集しても良い。 5. ビデオ発表とフィードバック 制作したビデオの上映と、目的を達成できたかなどを参加者からのフィードバックを共有します。 This session aims to boost intercultural communication skills, focusing on sharing research globally through digital platforms, notably YouTube. It highlights the importance of crafting content that champions …

Session 10
2023年4月に発表された教育未来総合会議の第2次提言「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ」では、外国人留学生の戦略的受入れを推進するとともに、卒業後の日本での就業・起業・定着を促進できるよう、産官学が連携して環境を整備していく必要性が強調されています。 本セッションは、前半をスピーカーからの情報提供・問題提起とします。そこでは、「留学生30万人計画」の成果と課題を振り返ると同時に、大学・企業・留学生本人の各々に求められる変革や産官学連携のあり方について提言します。後半は参加者との質疑を中心に、本テーマについての知見・理解を深めていきます。 スピーカーの略歴は次のURLを参照ください: https://researchmap.jp/read0086065 近年の編著書に『外国人留学生の「就職・就労」と「採用・活用」―ダイバーシティ & インクルージョンの視点を踏まえた分析―』(白桃書房, 2022)があります。 なお今回のセッションは、受入れ留学生に関して扱います。