国際教育の成果の証明-世界展開力/国際センター/科研など異なるレベルでどのように測定手法を導入できるのか―
Date/Time: 8月8日 (木) Thu, Aug 8 (09:00-12:00)実施方法 Method of Presentation: 対面 / Face to face
Language: 日本語 Japanese
Pre-assignment: 測定手法などに関する一般的知識(例えばSIIEJ Session 3等)及び参加者による(非公式ベースでの)課題抽出
備考/Remarks: なし / None
Abstract 概要
国際教育プログラムは、その期間(長期・短期・超短期)、学内学位プログラムとの関係(海外学位取得/国内学位取得要件)、また特にCOVIDを契機として拡大した、COILなど実渡航を必ずしも含まないプログラムを含め、政府の広範なサポート/目標設定もあり、受入/派遣ともにアウトプットは拡大してきています。他方、その質/結果において、学位取得プログラムは別として、ほとんどの場合、プログラム終了後の満足度調査また就職率などが用いられてきました。この評価手法は、その導入自体はそれほど難しいものではなく、現在でも大多数の大学・機関で活用されています。
他方、調査結果を継続的に分析し、外部評価/外部資金申請/教育的介入に活用できるかについては、議論があるところです。満足度調査は特に、各大学/プログラムごとに異なるのが通常のため、大学内、各大学相互間また時系列でも、比較が不可能ですが、これに対する対応は、なお行われていないのが現状のようです(文部科学省学生調査はこれに対する対応?)。
他方、満足度調査以外の、より客観的な外部測定手法/ツールを、大学/機関/プログラムに紹介/導入については、何らかの評価手法導入の必要性についての共通認識が存在する一方、客観的アプローチに対する拒絶反応も含めた、様々な意見、課題、が現実には存在します。このような事情は、国際プログラム自体への各大学/教職員の課題意識/興味、参加学生数、プログラム内容、実施部局、これらをサポートする資金による所与の条件などによっても異なります。
アウトカム測定する手法をどのように導入することができるのか(もし必要/可能ならば)、を上記のような肯定的/否定的な経験を有する教職員がモデレーターとなり、様々な事例/ケース(大学全体における学修成果の見える化、文科省補助金申請のため、学部でのDP/FD、科研申請など)に対応したワークショップを実施します。
本ワークショップでは、参加教職員の興味/必要性をもとに、小グループに分かれて実施します。事前の課題抽出に基づき、これら課題に精通したモデレーターによるケースメソッド型グループ別ワークショップを行います。また、最後に多角的な解決方法を話しあう全体セッションを行う予定です。
Speakers 発表者:
市村 光之 Michiyuki ICHIMURA横浜国立大学・大学院教育強化推進センター 教授
Professor, Yokohama National University
髙城 宏行 Hiroyuki TAKAGI
玉川大学文学部 教授
Professor, Tamagawa University
小早川 裕子 Yuko KOBAYAKAWA
東洋大学 国際教育センター 准教授 (副センター長)
Associate Professor, Toyo University
蒙 韫(韞) Yun MENG
新潟大学・教育基盤機構国際センター 准教授
Associate Professor, Niigata University
中村 絵里 Eri NAKAMURA
千葉大学・未来医療教育研究機構 特任助教
Assistant Professor, Chiba University
西谷 元 Hajime NISHIITANI
創価大学学士課程教育機構 客員教授 | 広島大学 名誉教授
Visiting Professor, Soka University | Emeritus Professor, Hiroshima University