国際寮の拡充に向けた協働体制づくり そのチャレンジと可能性 Challenges and Potentials in Building Partnership Toward Enhancing International Residence Halls
Date/Time: 11/20 09:00-12:00
Capacity 定員: 30
Language: 日本語 Japanese
Target level: 全レベル All levels
Format of presentation: 参加型ワークショップ Interactive workshop
Pre-assignment: ある Yes 国際寮運営に関わる課題や、運営ビジョンについてアンケートに記入 (30分程度)
Abstract 概要
大学の国際化が進められている中、国際学生寮化を目指す学寮関係者からは寮の運営に関して様々な戸惑いの声が聞こえる。例えば、教員からは「学生寮が大学生のグローバル人材形成を促進する場であるのはわかるが、日常的な生活空間に関わりのない教員が教育的領域に踏み込んで関わりを持つことは難しい」との意見がある。職員からは「留学生と日本人学生の担当部署が分かれているため、組織として寮生交流を支援する体制ができていない」といった問題が指摘される。また、寮に住む学生からは「大学が事前の協議や討論会もなしに、勝手に制度を変更(例:寮の混住化など)することは許せない」等様々な声が上がっている。
学生寮を現場指導する体制のあり方、国際交流を寮内で推進するための大学支援組織のあり方、学生寮の管理主体としての大学と寮生スタッフの役割分担等、大学における国際寮の在り方はそれぞれの大学の状況や課題にあわせた戦略を立てていく必要がある。ただし、その戦略を立てる上で最も重要なプロセスは、寮運営におけるキープレーヤーが同じ目的意識を共有することであろう。
本セッションでは、①職員、教員、学生の視点から意見交換を行い、②国際寮運営におけるビジョンの策定方法を学び、③国際寮運営担当者に求められる役割・意義[Why]を再確認するといったプロセスを、参加型のアクティビティを通じて習得する。
Speakers 発表者
阿部仁 Jin ABE
一橋大学 国際委教育交流センター 准教授
Associate Professor and Director, Center of Global Education and Exchange, Hitotsubashi University
植松希世子 Kiyoko UEMATSU
横浜国立大学 国際戦略推進機構 特任助教
Assistant Professor, International Strategy Organization, Yokohama National University
北澤泰子 Yasuko KITAZAWA
麗澤大学 教務・教育企画室 主任
Chief Staff, Academic Affairs Section, Reitaku University