留学/VE/COILのアウトカムの客観的測定 Assessment of Study Abroad Programme/VE/COIL Outcome
Date/Time: 8/26 09:00-12:00 (180min)
Capacity 定員: 100
Language: 日本語 Japanese
Target level: 初級 Beginner
Format of presentation: 参加型ワークショップ / Interactive workshop
Pre-assignment: ある / Yes 数件の参考文献を参照 1-2時間、自学の評価活動に関するアンケート 10分程度、客観テストの受検 20分
Abstract 概要
これまで、各大学の国際交流プログラムの効果測定また評価は主として、プログラム実施後の主観的アンケートにより行われてきました。このようなアプローチをとってきたたため、プログラム毎の成果・変化を正確測定することができず、また非参加者との比較もできませんでした。また当然のことながら、大学間またプログラム間の比較も不可能でした。 本ワークショップでは、各大学が直面している以上のような問題を共有するとともに、評価についての様々なアプローチを議論します。
大学における国際化・留学の推進を始めとした各種の取り組みや改革の効果を見極めるためには、相応の研究実験デザインと分析手法が必要です。現在、そうした効果検証のツールとして注目されているのが「因果推論」です。
BEVIのシステムには、この因果推論に必要なデザインや手法があらかじめ組み込まれており、精度や頑健性が高い点に大きなアドバンテージがあります。そこで本ワークショップでは、この「因果推論」に関しての概略と分析事例も併せて解説・紹介し、昨今その必要性が喧伝されている大学IRの一環としても、因果推論的な分析を行うことの意義や重要性についても参加者と共有していきたいと思います。
BEVI(The Beliefs, Events, and Values Inventory)は、心理学/臨床心理学の確立した理論を応用し、妥当性と信頼性を確保し回答バイアスを除去することで、コアコンピテンシー/非認知能力/様々な価値観の変化を、客観的に測定することのできます。BEVIを参加者に受検していただき(事前ワークショップでのBEVIの解説を受講することを強く推奨)、BEVIという評価ツールを経験していただくとともに、本セミナー参加者のグループ分析結果をWorkshopで紹介します。
Speakers 発表者:
西谷元 Hajime NISHITANI
広島大学 教授
Professor/Vice Executive, Hiroshima University
村澤昌崇 Masataka MURASAWA
広島大学高等教育研究開発センター・副センター長/准教授
Associate Professor/Deputy Director RIHE, Hiroshima University