海外派遣留学の危機管理
Date/Time: 8月7日 (水) Wed, Aug 7 (10:40-12:00)実施方法 Method of Presentation: 対面 / Face to face
Language: 日本語 Japanese
Pre-assignment: なし / None
備考/Remarks: なし / None
Abstract 概要
大学は海外派遣留学の本格的な再開に伴い、多様なリスクに対していかに備えるか、改めて危機管理への関心が高まっています。国境を越え拡大する感染症はもちろんのこと、心身の不調、デモや紛争といった治安情勢、地震などの自然災害、そして突発的に起きた事故・事件に至るまで、大学はあらゆる危機事象を想定し、最大限の方策を講じなければなりません。また昨今ではSNSの発展に伴い、リスク事案がどこで発生しようともニュースが瞬時に世界中を駆け巡るため、大学にはこれまで以上の即応性・的確性も求められています。さらに保護者とのコミュニケーションも欠かせません。
本セッションは、こうした今日的課題の中、大学で留学交流の危機管理の第一線に携わる教職員を招き、それぞれの大学における体制構築のプロセス、危機管理会社や保険会社との連携、そして危機対応の実例などの紹介を通じて、参加者の知識の習得および実践力の養成を目的とします。また、業務従事者がどのような課題や不安を抱えているのかを共有し、参加者と共に議論することを通じて、大学側の危機管理に関する視野を広げます。
本セッションは、新たに大学で留学業務や危機管理業務に携わることになった教職員や、この数年間の「空白期間」で業務をスムーズに継承できなかった方を主な対象とした初級者向けのプログラムですが、関心のある方はどなたでもご参加いただけます。大学が直面する様々な課題には一概に適用できる正解はないものの、「より確からしい」結論に迫るために、このセッションで提供されるアプローチや他大学の参加者とのネットワークが、前進するための有益な手段となることを期待しています。
Speakers 発表者:
星野 晶成 Akinari HOSHINO名古屋大学国際本部国際戦略室 准教授
Associate Professor, Tokai National Higher Education and Research System, International Strategy Office, Nagoya University
小椋 裕子 Yuko OGURA
関西大学国際事務局国際教育グループ(留学推進チーム) 課長
Manager, Student Mobility Support Team (Outbound), International Education Office, International Affairs Bureau, Kansai University