日本語教育と大学学部・大学院の接続・連携-留学生別科の再生は可能か?-
Date/Time: 8月7日 (水) Wed, Aug 7 (09:00-10:20)実施方法 Method of Presentation: 対面 / Face to face
Language: 日本語 Japanese
Pre-assignment: なし / None
備考/Remarks: なし/None
Abstract 概要
本セッションでは、留学生の入国から日本での就職までを見据えた日本語教育のニーズを知り、大学は何ができるのかを各参加者の所属する教育機関で考えられるよう整理することを目的としています。
すでに私立大学の50%が定員未充足と言われ、大学院においては都市部の国立大学でさえも留学生なしでは、すでに成立しなくなっているのが現状です。このような状況下、2033年外国人留学生40万人という数字も政府より示され、多くの大学が留学生の受入れを拡大していくことは時代の潮流と言えます。
一方で、大学の生き残り策として、強引に留学生数を増加させたことによって在籍・在留管理問題等を引き起こしてきたことも周知の事実です。さらに、学修支援・キャリア支援の面でも多くの課題を抱えていることが報告されています。
このような状況でポイントとなるのが、日本語教育とそれをどのように大学学部もしくは大学院での学びと接続・連携をさせていくかです。
本セッションでは、日本語教育と大学学部・大学院での学びの連携にあたり、大学が設置する日本語教育機関である留学生別科、日本語教育センター(以下、別科等)に着目します。まず、留学生別科等の概要とそれらが直面している「日本語教育認定法」への対応について概観します。次に、大学の視点から、日本語教育と大学学部・研究科への接続・連携の事例について紹介します。そして、留学生別科等から学部・大学院での学びへの接続、キャリア支援までを見据えた教育課程を提案します。最後にフロアを交えて留学生40万人計画時代の日本語教育と大学学部・大学院の連携についての具体的方策について議論したいと思います。
Speakers 発表者:
二子石 優 Yu FUTAGOISHI東洋大学国際教育センター 特任講師
Specially Appointed Lecturer, Center for Global Education and Exchange, Toyo University
白石 勝己 Katsumi SHIRAISHI
公益財団法人アジア学生文化協会 理事長
Director-General, The Asian Students Cultural Association
三澤 勝 Masaru MISAWA
亜細亜大学 国際連携部 部長
Director, International Cooperation Office, Asia University