Workshop A


留学交流とメンタルヘルス Study Abroad and Mental Health

Date/Time: 7月20日 (木) Thu, Jul 20(09:00-12:00)
実施方法 Method of Presentation: 対面 / Face to face
Language: 日本語 Japanese
Pre-assignment:


Abstract 概要

学生の国際モビリティの拡大に伴い、留学中の学生のメンタルヘルスの支援は、留学交流の場において大きな課題となっています。加えて、合理的配慮の法的義務化は、派遣・受け入れ両面において、現場だけでは解決が困難な、様々な新しい課題を生んでいます。留学交流に携わる教職員が、バーンアウトせずに学生の学びを支えていくためには、実践における工夫を共有し、より良い支援体制の整備につなげていくことが必要です。しかしながら、個人情報の保護の点などから、対応の実際を担当部署や組織を越えて共有することが難しく、相互に学び合うことやノウハウの蓄積が生じにくい構造が存在します。本ワークショップは、こうした状況を踏まえ、専門家を交え留学交流の場で生じているメンタルヘルス支援について基本的な知識を確認するとともに、参加者同士で経験を共有し、より良い実践に向けてともに考えていく場とします。
ワークショップの前半は、留学交流の場で生じるメンタルヘルス支援の課題や留意点について概観し、さらに留学生支援体制や学生派遣における事前準備等についての紹介を行います。後半は、学生派遣/受入の2グループに分かれ、架空事例を用いたケーススタディを行います。参加者には、架空事例を事前課題としてお渡しし、対応案を各自準備いただきます。当日は、対応案を持ち寄り、講師および参加者間で意見を交換しながら、実践についての理解を深めます。
このプログラムは、心理専門職ではない大学の教職員で、国際部等において学生の留学交流に従事されている方を対象とします。しかしながら、テーマにご関心のある方であれば、どなたでも参加いただけます。



Speakers 発表者:

大西 晶子 Akiko ONISHI
東京大学 相談支援研究開発センター 教授
Professor, Center for Research on Counseling and Support Services, the University of Tokyo
小島 奈々恵 Nanae KOJIMA
東北大学 学生相談・特別支援センター 講師
Lecturer, Center for Counseling and Disability Services, Tohoku University