8月27日 | Workshop F

ポストコロナ期で活用するCOIL型教育実践ー新しい国際教育のためにー
Implementing Online Collaborative Learning Practices in the Post-COVID Phase

Date/Time: 8/27 13:00-16:00
Capacity 定員: 40
Language: 日本語 Japanese
Target level: 全レベル All levels
Format of presentation: 参加型ワークショップ Interactive workshop
Pre-assignment: ある Yes アンケートに回答 (1時間程度)

Abstract 概要

本WSでは、COIL (Collaborative Online International Learning)をはじめとしたオンラインの教育実践をどのように既存の活動へ融合させ、ポストコロナ期の国際交流教育モデルを構築するべきかを共に考察する。それぞれの機関の学生ニーズ、もたらしたい成果、大学等の機関の特色が異なるため、それぞれに適した取組のアイデア・設計は多様なものが出てくるはずである。それぞれの案を共有することで、さらに新しい工夫や取組案が生まれてくることも期待できる。

WSではまずCOIL, Virtual Exchange, Virtual Mobilityといった実践モデルを解説し、国内外の事例を共有する。具体的には、日米間で主体的に進んでいるCOIL型教育事業の進捗、欧州で展開しているVirtual Exchangeを推進するUniCollaborationの活動、そしてVirtual Mobilityモデルを活用する多くの海外機関の事例をとりあげる予定である。国内においても、これらの実践の事例は出てきているので、できるだけ多くを紹介したい。 

近年の動向は、個々の機関が単独でこういった事業に取組むのではなく、国際的なコンソーシアムやネットワークで連携し、リソースの相互提供を行いつつ実践を進めるケースも増えている。具体的には、UMAP、APRU、AURORA、Composteras グループといったコンソーシアムや、IIGE Global Network, AGSA (Applied Global Studies Association)といった小規模ネットワークにおける活動について解説する。こういった状況についても把握したうえで、参加者らがそれぞれの立場で現実的に着手できるアクションを考え、次年度、次次年度の活動に実際に反映させていってもらいたい。

また、国内の教育のDXが進む中、オンライン型の教育実践のアフォーダンスも刻一刻と変化を遂げている点についても本WSでは取り扱う。2020-2021年度に推進されるデジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(通称DX-Plus)も後押しし、各キャンパスのデジタルトランスフォメーションも近年は進み、新しい国際教育の形を探究する上では追い風となっている。WS時点までの流れを把握すると共に、各参加者の所属機関における事例なども共有を図る機会をもうけたい。


Speakers 発表者

池田佳子 Keiko IKEDA
関西大学国際部教授
Professor, Division of International Affairs, Kansai University

エルヴィタ・ウィアシー Elvita WIAHSI
関西大学IIGE特命助教 
Specially Appointed Assistant Professor, IIGE, Kansai University