10月23日 | Session L

留学生就職支援における新しい展開と価値の創造―東洋大学におけるオンラインプログラムの事例から
New Development and Value Creation in International Student Employment Support – A Case Study of an Online Program at Toyo University

Date/Time: 10/23 13:00-14:20 (80min)
Capacity: 50
Language: 日本語 Japanese
Target level: 全レベル All levels
Format of presentation: プレゼンテーションとディスカッション
Pre-assignment: ない No

Abstract 概要

国際教育・交流が取り組むべき課題の一つに、留学生の国内企業への就職と定着の促進がある。日本においては、国内大学への留学生の誘致が進む一方で、卒業留学生の就職率は35%程度にとどまっており、留学生の多くが企業への就職を希望しながらも帰国を選択しているという現状がある。さらに2019年から続く新型コロナの影響で国内企業の採用活動が停滞し、大学でも対面での十分な就職支援が難しくなったことで、留学生が十分な準備の機会を与えられないまま、就職活動にのぞむという状況も生まれている。今後、留学生の受け入れ、また、就職支援を持続可能なものとして考えるためには、多くの留学生がアクセス可能なプログラムを組織、部局の別を超えて構築する必要がある。発表者らが所属する東洋大学では、文部科学省の「留学生就職促進プログラム」事業に首都圏の私立大学では唯一の採択を受け、地方インターンシップを軸としたキャリア教育、また、学内外に開放されたビジネス日本語教育のプログラム開発に取り組んできた。これらのプログラムは、コロナ禍においてオンライン化が進められ、現在新たな局面を迎えている。
本セッションでは、①国内大学における留学生の就職支援のための制度設計、②オンラインで実施された地方企業へのインターンシップ・プログラムの事例、③オンライン・ビジネス日本語教育プログラムと教材開発の意義について、制度設計者とプログラム実践者の立場から紹介する。そのうえで、留学生の就職支援と企業への定着をめぐる価値の創造についてフロア参加者と議論したい。


Speakers 発表者

髙橋一男 Kazuo TAKAHASHI
東洋大学副学長 国際教育センター長 国際地域学部教授
Vice President for International Affairs, Toyo University
Director, Center for Global Education and Exchange, Toyo University
Professor, Faculty of Global and Regional Studies, Toyo University

牛窪隆太 Ryuta USHIKUBO
東洋大学国際教育センター准教授
Associate Professor, Center for Global Education and Exchange, Toyo University

黄貞淵 Jung yeon HWANG
東洋大学国際教育センター講師
Lecturer, Center for Global Education and Exchange, Toyo University

陳秀茵 Xiuyin CHEN
東洋大学国際教育センター講師
Lecturer, Center for Global Education and Exchange, Toyo University

藤井 芳輔 Yoshisuke FUJII
株式会社イートラスト
Corporate Administration Division, Recruiter
eTRUST Co., Ltd.